アジア各国の二輪車市場規模
- カテゴリ: 自動車
世界の二輪車市場の 7割以上を占めるとされるアジア。各国の市場規模を二輪車国内販売台数ベースで比較。(アジア上位国+ブラジル、アメリカ)
アジア各国の二輪車市場規模 [二輪車国内販売台数ベース]
インド、中国、インドネシア、ベトナム、タイ、パキスタン、フィリピン、台湾、マレーシア、以上9カ国の2012年 (インドのみ年度) 合計の二輪車市場は [約 4,200万台] となる。
以上の国 (エリア) 以外ではミャンマーとカンボジアがある。ミャンマーとカンボジアは一定の二輪車需要があり、ミャンマー 80万台 (2012年)、カンボジア 60万台 (2012年) 程度の市場規模とみられる。特にミャンマーは約5,000万人の人口があり、すでに100万台程度の二輪車市場があるとみている日系メーカもある。(アセアンでは他にシンガポール、ラオス、ブルネイがあるが、いずれも少人口国であり、二輪車市場は小さい)
また、東アジアでは韓国があるが、韓国の二輪車市場規模は、1997年の年間30万台がピークで、2011年には7万6,000 台まで落ち込んでいる。現地報道によれば、2012年~2013年では8~9万台の水準と評される。
世界主要国 (エリア) の二輪車市場 [二輪車国内販売台数ベース]
不透明さを増すアジアと世界の二輪車市場
世界の中で年間100万台を超える二輪車市場はインド、中国、インドネシア、ベトナム、ブラジル、タイの6カ国 (2012年~2013年)。二輪車の生産台数が、年間100万台を超えるのは、以上6カ国と台湾。
インドは以前の様な勢いはなく、頭打ち状態が顕著となり、中国は市場の縮小が顕在化。ベトナムは市場が縮小に転じ、今後の余談を許さない。タイは横ばい。唯一の上昇気配はインドネシア。
世界の二輪車市場規模は6,000万台前後と言われ、この数年3~5%程度の伸びがあったが、2012年ではマイナス成長になった模様。また、2013年も中国、ベトナムの減少が進み、マイナス成長となる可能性が高い。
世界の二輪車市場の 7割以上はアジアで占めていると言われ、アジアの動向は世界の動向と重なる。世界の二輪車市場の中で、日本ブランドは40%以上で拡大している。不透明さを増すアジアと世界の二輪車市場を前に、日本ブランド (メーカー) は熟考の時期に入っている。
2014年2月、ホンダは2014年3月期の四輪車と二輪車グループでの世界販売台数計画を下方修正した。四輪車の世界販売計画を従来の443万台から438万5,000台に、二輪車は1,732万台から1,709万5,000台と減らした。
出典 : 『アジア二輪車産業 2014 <市場編>』
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