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特定保健用食品 (トクホ)&特別用途食品の市場規模と商品動向

健康関連食品の市場規模推移

健康関連食品5分野のうち、「特定保健用食品 (特保/トクホ)」 市場と 「特別用途食品」 市場の分析結果から、それぞれの商品動向を解説 (一部抜粋)。



特定保健用食品 (特保/トクホ) の市場規模と商品動向

特定保健用食品 (特保) は、2013年7月16日時点で、表示許可1,071品、表示承認1品、計1,072品 (193社)。内、特保553品、条件付特保1品 (中性脂肪上昇抑制)、規格基準型特保69品 (整腸作用 : 52品/血糖調節 : 17品)、疾病リスク低減表示特保16品 (骨の健康)、再許可等特保433品。

特保市場は、2008年から2011年までの4年連続で前年割れとなった。しかし、2012年7月12日には、表示許可 (承認) 品目が1,003件と大台を突破するとともに、市場の活性化が進み、2012年の特保の市場規模は、5年ぶりにプラスに転じた (前年比7.9%増)。

特に、キリンビバレッジ 「メッツ コーラ」 の大ヒットにより、"炭酸特保" 分野は、新商品の投入が相次ぎ、活況を呈した (アサヒ飲料 「ファイバー7500」、伊藤園 「Stylee Sparkling」、サントリー食品インターナショナル 「ペプシ スペシャル」など)。

2013年も、全般的に堅調に推移する商品が増えていることに加えて、大型新商品の投入が相次いでいることから (花王 「ヘルシア コーヒー」、サントリー 「伊右衛門 特茶」など)、特保市場は、続伸が見込まれる。

特保の7保健用途で、2012年から2014年の3年連続でプラス成長が予想されるのは4保健用途で、「整腸作用」 「コレステロール上昇抑制」 「歯の健康維持・虫歯予防」 「中性脂肪・体脂肪の上昇抑制・低減」。逆に、3年連続でマイナス成長が予想されるのは1保健用途で、「血糖調節」。

「特定保健用食品」&「健康関連食品」 5分類の定義はこちら

特別用途食品の市場規模と商品動向

特別用途食品の表示許可取得商品の件数は、新制度施行開始の2009年4月1日時点では累計88件で、経過措置期間が終了した2011年6月23日時点では累計37件だったが、2013年4月18日時点では累計44件と7件増加している (病者用食品 〔個別評価型〕 1件、えん下困難者用食品6件)。

対象品目は次の8品目で、病者用食品 〔許可基準型〕 (低たんぱく質食品、アレルゲン除去食品、無乳糖食品、総合栄養食品)、病者用食品 〔個別評価型〕、妊産婦・授乳婦用粉乳、乳児用調製粉乳、えん下困難者用食品。

2011年から、新制度による特別用途食品の市場形成が本格的に始まり、2012年は、新制度に該当する全8品目が、前年実績を上回った。2013年も堅調に推移しており、今後のプラス成長が期待できる。

「特別用途食品」&「健康関連食品」 5分類の定義はこちら

【 健康関連食品 5分野の市場規模 (出荷額ベース) 】
健康関連食品5分野の市場規模

[本調査における健康関連食品の定義]

出典 : 『健康関連食品の現状と将来展望 2012-2014』

65品目に及ぶ健康食品の他、特定保健用食品(トクホ)/特別用途食品/栄養機能食品/健康志向食品を含む健康関連食品5分野の品目別市場規模・シェア推移、流通・販売動向、将来展望など徹底調査!

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