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アイディア発想法 ~ アイディアのつくり方



【アイディア発想法】 creativity thinking method


アイディア発想法は、「創造性開発/知的生産技術」 の分野で 「創造技法」 とも言われ、その種類は100を超えます。

アメリカの心理学者ギルフォード(Guilford,J.P.) によると、思考には 「発散思考」「収束思考」 の 2種類あるとされています。

「発散思考」 と 「収束思考」

【 発散思考 】

発散思考とは、論理性にこだわらずに、様々な視点から答えを考え出そうとする思考です。ある課題について、関連がある情報や知識をできるだけ幅広く大量に想起する思考で、特に 「根拠はないけど何となく気になる」 程度の不明瞭な関連性をもつ情報や知識の収集が重要とされる。

【 収束思考 】

収束思考とは、論理的に正しい答えを考え求め、有用性を追求する思考です。発散思考によって集めたバラバラなアイディアの集まりをまとまりのあるものに集約し、有効なものを模索・形成していきます。

【 発散思考 】 【 収束思考 】
[基本的な思考パターン] ラテラル・シンキング/直感的思考
自由な発想で、水平方向に広がりを持って思考をめぐらすことで、革新的で新しい考えを生み出す。直感を大切にする。
ロジカル・シンキング/論理的思考
論理を積み重ねていくことで自らの考えを整理し、垂直方向に深堀する。矛盾のない答えを導き出す。

物を考える時に、人間はこの2つの思考を繰り返して行うと言われ、創造活動ではこれらが相互に補い合いながら働いているます。発散思考の幅が大きいと、収束思考の効果も大きくなり、それが創造性につながることになります。

創造性開発のための技法は大分類レベルで 4種類

【 統合技法 】

発散思考と収束思考の両方の思考法の要素を含む技法で、発散と収束を繰り返していくところに特徴がある。
[インプット・アウトプット法、ZK法、KT法、ブリッジ法、ワークデザイン/WD法...]

【 態度技法 】

課題解決のために直接的に用いられるわけではなく、主に 「創造的な態度」 の養成に活用される技法。
[瞑想型法 (催眠、自立訓練法、ヒベックス、禅、工学禅、ヨーガ)、交流型 (カウンセリング、TA、ST、 エンカウンターグループ)、演劇型法 (心理劇、ロールブレイング、 クリエイティブドラマチクス)...]

アイディア発想を始める前に・・・ (予備知識)
»»» 創造的な発想を支える思考
»»» 創造思考のメカニズム/プロセスモデル
»»» 創造的な発想を妨げるもの

insight.PLANiDEA.jp
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