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NM法

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NM法

NM法とは?

一見無関係なものとの間のアナロジー (類似性、類推) を活用して発想する技法。

創造工学研究所長の中山正和氏により、日本で開発された技法。

KJ法や、W.J.ゴードンのシネクティクスとパブロフの条件反射理論、脳の信号系モデルの仮説をもとに考え出された。

NM法の特徴

創造的な人間が自然にたどる暗黙の思考のプロセスをステップ化することなどによりシステム化し、その手順に沿ってイメージ発想していく発想法。

類比思考法としては日本独自のものであり、問題解決のみならず創造性開発の手法としても優れているため、研修会などで活用される機会も多い。 技法の特殊性から、技術者を対象として技術開発方面の発想法として使われることが多い。

NM法の基本は、製品開発や改良を目的としたNM-H型だが、ほかにソフトな問題に適用するNM-T型、空間配置のためのNM-A型、ストーリーづくりのためのNM-S型などがある。

NM法では、大きな紙の上でカードを並べていき、その過程で、連想・類比・組み合わせが使われて、解決策が発想される。

どのような問題でも、解決のヒントは、既に自然界に存在しているという考えが基本にある。また、なるべく概念的に遠く離れたものどうしを結びつけることにより、独創的な発想を目指すものである。

例 :
目的 「ある製品の売り上げを伸ばす」
⇒ 「自然界で人を集めているものは?」

案1 : 「れんげ草には,蜂や蝶がたくさん集まる」
→ 「れんげ草は一面に咲く」
→ 「広域広告を出すことで集客を狙う」
→ 「全国紙にカラーで広告を出したらどうか」

案2 : 「春が訪れると、桜に人がたくさん集まる」
→ 「桜には、はかない美しさがある」
→ 「期間限定のキャンペーンを実施する」

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