フィリップス66/phillips66
フィリップス66
フィリップス66とは?
ブレインストーミング/BS法の派生系の一種。ヒルスデイル大学のドナルド・フィリップス学長が推奨した方法。
テーマを細かく分けて 「6人で6分ずつ」 ブレインストーミングする。メンバーの数が多いとき、全体を 6人くらいずつの小さな分科会に分けて、それぞれのグループごとにブレストを実施。その後、各グループの結論を全体会議に持ち寄る。
30人~50人、場合によっては100人ほどの大勢が広い会議場に集まり、それぞれのグループに分かれ、ハチの巣を突っついたかのように、ガヤガヤにぎやかに会議を開催する様子から、 バズ・セッションともいう。
フィリップス66の特徴
○ かなり多くの人数でも自由活発な討議が可能。
○ 各グループ中は少人数なので、密度の高い討議が可能。
○ 各グループと全体会議とを効果的に組み合わせることで、全体としての整合性や統一感を出すことができる。
フィリップス66の進め方
事前準備 : あらかじめいくつかのテーマを用意しておく。
1. 参加者全員に対して、セッションについて概要を説明する。
2. 参加メンバーを 6人くらいずつの分科会に分ける。
3. グループごとにリーダーや書記役を決める。
4. テーマをはっきりさせた上で、合図とともに、いっせいに討議を開始する。(原則 1ターム 6分間)
5. それぞれのリーダーが、グループごとの結論を全体会議 (ゼネラル・セッション) に報告する。
フィリップス66によるブレスト実施時のポイント
[手順 2]
「6人で6分ずつ」 というのは一つの基準であり、人数によって適宜調整する。
[手順 4]
必要ならば所要時間を 10~20分くらいに伸ばしてもよい。
○ テーマの数が多い場合でも、グループ・メンバーの組み替えは特にしなくてもよい。
○ 総合司会者の役割上のポイント
・ 討議用の適切なテーマを用意する。
・ 参加メンバーにコンセプトや流れを要領よく解説し、理解してもらう。要点解説シートを用意して配布するとよい。
・ グループ分けは手際よく行う。
・ バズ討議の様子を注意深く見守る。
・ 流れのよくないグループがあれば、上手く介入して手助けする。
・ 全体会議でのまとめを上手に処理する。
・ 必ず何らかの結論を出す。
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