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[事例]国立国会図書館NDLのウェブページを使い尽くそうアイデアソン~NDLオープンデータ・ワークショップ~2015年2月

      2016/03/12

国立国会図書館がウェブサイトで提供するサービスやデータを使いこなすヒント&アイデアを考えるワークショップ

国立国会図書館 / NDLが提供するサービスの代表例として、下記のようなものが挙げられます。

『国立国会図書館サーチ / NDL Search』 http://iss.ndl.go.jp/
国立国会図書館をはじめ全国の公共図書館~公文書館~美術館~学術研究機関等が提供する資料やデジタルコンテンツを統合的に検索できるサービス

『Web NDL Authorities』 https://id.ndl.go.jp/auth/ndla
国立国会図書館が維持管理する典拠データを一元的に検索・提供するサービス

『国立国会図書館デジタルコレクション』 http://dl.ndl.go.jp/
国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるデジタルライブラリーサービス

『リサーチ・ナビ』 http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/
国立国会図書館が提供する調べものの窓口サイト。国立国会図書館の職員が調べものに有用であると判断した図書館資料、ウェブサイト、各種データベース、関係機関情報などの情報源を、キーワードや特定のテーマ・分野から探すことができるサービス。

『レファレンス協同データベース (レファ協)』 http://crd.ndl.go.jp/reference/
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベース。レファレンス事例、調べ方マニュアルなどのデータを蓄積し、図書館等におけるレファレンスサービスと一般利用者の調査研究活動を支援することを目的としたサービス。

このようなサービスと各種データを利活用するアイディアをみんなで考えてみよう!といったワークショップ (アイデアソン) が開催されました。

『国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン ~NDLオープンデータ・ワークショップ~』 募集案内

2015年2月21日、国立国会図書館(NDL)において、「国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン~NDLオープンデータ・ワークショップ~」を開催します。NDLのウェブページで提供される「国立国会図書館デジタルコレクション」「国立国会図書館サーチ」などの様々なサービスで利用できるデータを使い尽くすためのヒントやアイデアを考えるワークショップです。

引用元 : 【イベント】国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン~NDLオープンデータ・ワークショップ~(2/21・東京) | カレントアウェアネス・ポータル

ワークショップの成果=7つのアイディアと、ワークフローを紹介。

『国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン ~NDLオープンデータ・ワークショップ~』 結果報告

NDLのウェブページを使い尽くそうアイデアソン<報告>
2015年2月21日,「国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン~NDLオープンデータ・ワークショップ~」が国立国会図書館東京本館で開催された。これは国立国会図書館(NDL)がウェブで提供する各種データの利活用促進と,外部研究者によるNDLのデータを活用した研究・開発の活性化を目的として開催したイベントであり,同日に全世界で行われたオープンデータ利活用促進のイベント「インターナショナルオープンデータデイ2015」にも参加した。

『オープンデータデイ』 は、国や都市など公共機関が取り組むオープンデータ政策を支援し、データの利用を促進することを目的として、世界中で同日に開催されるイベント。数値データに限らず、地図、画像、動画や文章などもオープンデータの対象。オープンデータデイ2015の公式ウェブサイト (一般社団法人 オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン / OKFJ)

募集の際,参加者が利用したことのあるNDLのサービス及び当日話し合いたいテーマやアイデアについてアンケートを行った。それを基に,予め事務局がディスカッションのテーマをNDLの(1)書誌・典拠データ,(2)デジタルコレクション,(3)レファレンスデータの3つに絞り込んだ。

アイデアソンの前半では,初めにNDLの職員が,「国立国会図書館サーチ」,「Web NDL Authorities」,「国立国会図書館デジタルコレクション」,「リサーチ・ナビ」,「レファレンス協同データベース」等で提供しているデータについて説明した。続けて参加者は議論したいテーマを選び,NDL職員数名を含む1グループ6人程度の7つのグループに分かれた。参加者各自でアイデアを考え,紙に書き出した後,相互にアイデアを紹介しあい,グループ内で共有した。

次に,同志社大学教授の原田隆史氏によるNDLのデータを利用した既存の事例やアプリケーションの紹介が行われた。同氏は「NDL書誌データ取得シート・検索シート」,「近デジリーダー」,「電子読書支援システム」,「デジコレエクステンション with Taggy Bank」,「メモリーハンティング」等の事例を挙げ,データをコンピュータに取り込む方法や見やすい表示にする方法,他のデータと組み合わせるマッシュアップ等の方法があり,成果物にもアプリケーションやデータセット等多様な形態があると解説した。

文中に出てくる「NDLのデータを利用した既存の事例やアプリケーション」それぞれの概要を下記に。

『NDL書誌データ取得シート・検索シート』
国会図書館サーチを利用した書誌利用のためのツール。ISBNリスト、キーワードやNDCなどをもとに,国会図書館サーチから該当する図書の書誌データを取得する。

『近デジリーダー』 [Android][iPhone/iPad
国立国会図書館の運営する『近代デジタルライブラリー』の公開資料を閲覧するためのアプリ。『近代デジタルライブラリー』は、国立国会図書館の前身である帝国図書館の蔵書だった明治期以降に刊行された図書・雑誌のデジタル化資料をオンラインで閲覧できるサービス。(2016年5月に国立国会図書館デジタルコレクションと統合予定)

『電子読書支援システム』
国立国会図書館のNDLラボによる、国立国会図書館が有するデジタル化資料を用いて次世代図書館サービスへの適用可能性を検証する電子読書支援システム構築実験。

『デジコレエクステンション with Taggy Bank』
NDLが公開しているオープンデータ、書誌IDリストを利用して、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンクを貼るGoogle Chrome拡張機能。相互にマッピングしたIDマップ用データセットを使って、それぞれのデータベースの書誌情報のページからそれぞれのアイテムに相互リンクを貼る。(一部機能は公開終了した様子)

『メモリーハンティング』(メモハン)
~記憶の場所を探して記録~ 実世界のいまを写真に記録し、過去の写真にリンクするモバイルアプリ。同一構図の写真を撮影することで、災害復興等の時間変化を疑似的に定点観測したり、「聖地巡礼」の観光時などに利用できる。

アイデアソンの後半では,前半に出されたアイデアを発展させるため,グループディスカッションを行った。グループごとに,模造紙・付箋やホワイトボードを自由に活用しつつ意見を出し合い,同じグループ内のNDL職員に実際のサービス内容の詳細を確認するなどして議論を深め,最終的に成果(アイデア)をひとつにまとめた。ディスカッション終了後に,1グループ3分間で成果の発表を行い,次いで参加者全員による投票を行った。グループごとにまとめられた成果は次のとおりである。

  • メディア・芸術作品の関係性をビジュアル化する,「コンセプト・マインドログ」
  • 時空間と概念空間の二つを軸として考えた,書誌・典拠データの“見せ方”
  • NDLが所蔵する資料に含まれる古地名を収集する陣取りゲーム
  • デジタルコレクションを使った中高生向け歴史学習アプリ「江戸時代人生ゲーム」
  • デジタルコレクションをソーシャルメディアで簡単に使える「カジュアル・デジタルコレクション」
  • レファレンス協同データベースと国立国会図書館サーチのリンク付け等による,レファレンス協同データベースの利活用促進
  • レファレンス協同データベースの事例に気分や感情を表すタグ(例:眠い)を付与し,Twitter等でつぶやかれた気分や感情を表すコメントから関連本をレコメンドするシステム

最後に,原田氏による,「NDLが発信する情報―ユーザ発信の情報」,「抽象的なデータ―詳細なデータ」という二軸のマトリクスを用いた講評が行われた。イベント後の参加者の感想は概ね好評であり,継続して開催を希望する声も寄せられた。
原田氏の講評の最後に,今回のアイデアソンの成果をどう咀嚼し,次に繋げていくかがNDL側の課題であるとの発言があった。事務局としても,今後検討を行い,次に繋げていきたい。
電子情報部 NDLオープンデータ・ワークショップ事務局

引用元 : E1663 – NDLのウェブページを使い尽くそうアイデアソン<報告> | カレントアウェアネス・ポータル

企画名 『国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン
 ~NDLオープンデータ・ワークショップ~』
開催期間 2015年2月21日
参加者数 約30名
グループ数 7グループ (1グループ6人程度)

 - アイディアソン