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バイオニクス法

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バイオニクス法

バイオニクス法とは?

生物など自然界からヒントを得る方法。

アメリカ空軍航空宇宙局のジャック・E・スティール少佐によって命名&定義されたシネクティクスの一種。

1960年にオハイオ州デイトンで、生物学者・数学者・心理学者など700名を集めて開催されたバイオニクス・シンポジウムにおいて、この言葉が初めて公式に使われたとされている。

バイオニクス法の特徴

自然界は極めてうまく機能するよう淘汰されてきているため、無駄がない。そのような生物の優れた機能を工学的な分野に活用したり、自然界の生物のコピーから企画を考えたりする方法。

パターン認識や人口知能の研究など、主として情報処理の分野で研究されており、生体と同じような機能を工学的なモデルとして構築しようとする試みがいろいろと行われている。

現在、メカトロニクスの中心的存在であるロボットは人間の腕や動物の動きを参考にしているものがほとんどである。また、非ノイマン系のコンピュータが脚光を浴びているが、これは人間の頭脳の働きを懸命に参考にしている。

生体における個別なメカニズムをそのまま適用するというよりも、モデルの構築という点で役に立っていることが多いと評価されている。

insight.PLANiDEA.jp
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